今日は、ドル円の為替が141円をつけました。今年の春の3月では、まだ115円近辺でしたので半年ほどで25円の円安が進んだことになります。輸出企業にとっては、嬉し悲鳴で投資の絶好の機会になっています。もちろんその反面の輸入企業にとっては、手痛い状況になっているはずです。とはいえ、半年で輸入業者が輸出企業になれるわけでもなく、じっとここは耐え忍ぶしか無いのかもしれません。政府や日銀の立場ですと、ここは円安は千載一遇の好機になっているはずです。少なくとも、日本国内で、あの急激な円高が進み、各社(特に製造業は)一斉に海外に進出した経験があるので、日本に戻ってくる絶好のチャンスな訳です。
ここで重要なのは、この為替の先行きです。占っても為替は、いつの間にか居心地の良いところにも戻ってくる感じがするのですが、今回ばかりは、ロシアや中国といった共産国の動きの影響も大きく計り知れない感じもします。色々な国際会議でも円安の話題は、あまり無いようで、報道されていません。ということは西側先進国では、円安が容認されているということなのか?とすると、この円安は
少なくともこのレベルで容認されている、続くだろう、ということなのでしょうか?
だとすれば、海外で働いていた皆様は、日本の家族のもとで働くことになります。小職も10数年を単身で海外生活を暮らすことになってしまいました。子供たちは、親父のいない間に、勝手にスクスクと大きくなってくれました。帰ってきた日本では、物価はかえって安くなり、町に人が消えていました。これからの日本は、製造業中心に日本の回帰を果たし、生産効率を高めた日本産品の輸出で稼ぐ、そんな未来像を絵がける時がきたようです。日本企業が海外に出ていくグローバル化の時代は終わりを告げ、日本に来てもらう色々な国々の人たちが作る、日本でのグローバル化が必要な時代の気配です。日本の教育も、小学校から海外からの人たちと机を並べる時代が来るのです。(よくわかりませんが・・・)。でも日本の少子化対策にもなるし、日本の魅力も発信することが容易になり、コロナが終焉を迎えればこうした動きに拍車がかかるのではと、思っています。