まさかと思ったロシア軍のウクライナ侵攻が始まり、今日のホットな経過は、ウクライナ原発へのロシア軍の攻撃です。世界経済は、原油、天然ガス価格の高騰, SWIFT規制、物流網・インフラの寸断、ネット環境の悪化など多くの懸念材料が出てきています。株価は乱高下を続けています。米国はじめアジア地区は、ヨーロッパ、NATO陣営の紛争のため、身構えつつ冷静にこの悲劇的なロシアの侵攻を見守っている状況かと思います。
原料調達の緊急事態、コストの急騰など購買部門にとって、窓口としても何も術がない状況ではあります。購買のメインの業務として安定供給先を見極め、取引を続けていくことはこうした状況下では、何よりも無力であるかのようになってしまいます。それでも、こうした非常事態に対処するためのリスク管理は通常業務の中で、やておくべき重要なポイントです。カントリーリスクの検討とメインとなる材料では調達先の分散化、調達比率の見直しなど。もちろん、希少資源に至っては、調達先の再検討、見直しは、難しさもありますが、1社購買は避けなければいけません。
現在の緊急事態時では、工場そして工程を材料調達の理由で止めないために、全ての情報網、取引先、人脈そして最小限の資金を使ってダメージを軽減するしかありません。この今の緊急事態が過ぎ去れば、きっと好景気が待っているはずです。